精油のブレンドしてみたら、なぜか一つの精油の香りになってしまった、、
私もブレンディングの知識がないときは、香りのバランスが取れず、イメージした香りが作れないということがよくありました。
精油のブレンデイングでは、それぞれの香りの強弱を把握して、ブレンドの割合を考えることも大切です。
香りの強さを把握しておくことで、ブレンドした精油を調和させ、お互いの存在を引き立てるのに適切な量を決めることができるからです。
この記事では、精油の香りの強弱の確認方法について、ご紹介します。
香りの強さとは?
香りの強さは、それぞれの精油によって異なります。
そして同じ学名の植物であっても、産地や抽出方法によって香りの強さは異なることが多いと感じます。
また不快に感じる香りは、強く感じやすいと言われていますので、香りの強弱の感じ方は個人差もあり判断が難しいことがあります。
では香りの強さを確かめるにはどのようにすれば良いのでしょうか?
香りの強さを確認する方法
代表的な精油の強さを確かめる方法をご紹介します。
ブレンドの前に、お手持ちの精油がどれくらいの香りの強さなのか、確認してみましょう。
ブレンドファクター
ブレンドファクターとは、ロバート・ティスランド氏によって考案された、香りの強さや精油の成分など考慮して、精油のブレンドの比率を数値化したものです。
数値が小さいほど香りが強く、大きいほど香りは弱いとされています。
あらかじめ使用する予定の精油の総量に対して、ブレンドファクターの比率をあてはめて、それぞれの精油の容量を計算します。
また、それぞれの精油の数値を参考にして、ブレンド割合を決めても良いと思います。
ブレンドファクター表
BF | 精油名 |
1 | カモミールローマン、カモミールジャーマン、カルダモン、パチュリ、ブラックペッパー、 ペパーミント、ベンゾイン、ミルラ、メリッサ、ヤロウ、ユーカリ、レモングラス、ローズ |
2 | ジャスミン、ネロリ、ローズマリー |
3 | オレンジ、シダーウッド、ゼラニウム、ティーツリー、フランキンセンス、マジョラム、レモン |
4 | イランイラン、クラリセージ、グレープフルーツ、ジュニパー、ベルガモット |
5 | サイプレス |
6 | サンダルウッド、ローズウッド |
7 | ラベンダー |
比較対象の精油から香りの強さを量る
香りの強さは、精油のメーカーや産地によっても異なります。
ですから、ブレンドファクターを参考にブレンドしても、香りのバランスをとるのが難しい場合もあります。
そんな時は、お手持ちの精油の香りを実際に嗅いで、香りの強さを確かめてみましょう。
まず基準になる精油を設定し、その精油の香りの強さと比較して検討します。
基準になる精油よりどれくらい強いか、弱いかを数値化(1/2、2倍、5倍等)しておくと役立つと思います。
その数値に応じて、ブレンドする割合を考えると、適切な量を計算しやすいので試してみてください。
まとめ
この記事では、香りの強さと、強弱の確認方法についてご紹介しました。
精油のブレンドでは、香りの強さだけではなく、他にも意識したいポイントがあります。
ブレンドレシピを作るためのヒントを、他の記事にまとめましたので、ご参照ください。