学名 | Citrus reticulata |
科名 | ミカン科 Citrus属 |
抽出部位 | 果皮 |
抽出方法 | 圧搾法 |
主要成分 | リモネン 70〜80% γ-テルピネン 10〜20% 微量↓ α-テルピネン β-ピネン β-ミルセン アンスラニル酸ジメチル 酢酸ベンジル |
主な作用 | 鎮静、自律神経調整、抗うつ、抗不安、抗痙攣、駆風、消化促進、血流促進、催眠、収斂、抗菌、抗ウィルス |
注意事項 | 敏感肌の方は皮膚刺激に注意する 光毒性(果皮がグリーンのもの)があるので紫外線に注意する |
ノート | トップ |
ブレンドファクター | 4 |
相性の良い精油 | イランイラン、スィートオレンジ、ゼラニウム、ネロリ、プチグレン、ベンゾイン、ローズウッド ※ほとんどの精油と合わせやすい |
マンダリンの特徴
マンダリンはミカン科の常緑低木で、白い花を咲かせ、秋から冬に小ぶりな楕円形の実をつけます。
中国南部の原産で種類もいくつかあり、日本の温州ミカンやポンカンなどが同じグループとされています。
他の柑橘類より耐寒性があり果実は冬に収穫されることから、中国では旧正月の飾りとして使用されます。
アメリカで収穫される変種はタンジェリンと呼ばれており、マンダリンよりも小さめのサイズで球形。
精油はタンジェリンの方がリモネンが若干多く、オレンジに似た香りですが作用はほとんど変わりません。
マンダリンもタンジェリンも同じ学名の為、後に続く変種名の表記をみて確認するようにしましょう。
マンダリン var.mandarin タンジェリン var.tangerin
マンダリンの効果効能
心への効能
マンダリンは交感神経を鎮静する作用があると言われており、気忙しくて眠れない時にリラックスして眠ることを助けてくれます。
また不安や心配で心が不安定な時に、心を満たして安心感を与えてくれると言われています。
お子様やペットにも好かれる香りなので、芳香浴で楽しむのに最適です。
抗うつ
マンダリン、ネロリ、プチグレン、マジョラムスィート
体への効能
消化器の不調を整える働きがあると言われており、特にストレス性の胃炎や消化不良に役立ちます。
お腹の不調があるときは、マンダリンをブレンドしたオイルでマッサージするのがおすすめです。
腹痛
マンダリン、カモミールローマン、ラベンダー
便秘
マンダリン、コリアンダー、ジンジャー、タラゴン
肌への効能
皮膚軟化作用や収斂作用があると言われており、特に脂性肌やニキビ肌のおすすめです。
また妊娠時や急な体重の増加の際に皮膚にできるストレッチマークの予防も期待でき、妊娠7週目からは安心して使用できます。
ヘアケアに使用すると、フケや脱毛を防ぎベタつきを抑える効果があると言われています。
ストレッチマーク
マンダリン、ネロリ、ラベンダー