学名 | Rosnarinus officinalis ct.camphor |
科名 | シソ科 Romarinus属 |
抽出部位 | 花と葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | α-ピネン 10〜25% カンフェン 5〜15% カンファー 15〜25% 1,8-シネオール 15〜35% リナロール、β-カリオフィレン、リモネン、酢酸ボルニル、β-ミルセン、 β-テルピネオール |
主な作用 | 神経強壮、頭脳明晰、強心、血圧上昇、通経、肝臓強壮、胆汁分泌促進、 粘液溶解、筋肉弛緩、加温、うっ血除去、利尿、抗菌、抗ウィルス |
注意事項 | 妊娠中や授乳中、てんかんの人、高血圧の人、乳幼児は使用を避ける 高濃度で使用する際は皮膚刺激があるので注意する |
ノート | トップ〜ミドル |
ブレンドファクター | 1 |
相性の良い精油 | ラベンダー、マジョラム、タイム、ゼラニウム、オウシュウアカマツ、 フランキンセンス、カルダモン、ジンジャー、ジュニパー、ユーカリ、レモン |
ローズマリー・カンファーの特徴
ローズマリーは1mほどに成長する常緑低木で、硬く細長い葉をつけ、青色の小さな花を咲かせます。
学名の「Rosmarinus」は海の雫という意味で、地中海地方沿岸の海辺でよく育つことや、青い花が海に散った雫に見えることから、その名がつけられたと言われています。
ローズマリーは代表的なケモタイプは4つありますが、カンファータイプは筋肉への働きかけが主な作用で、樟脳のようなツンとした強い香りが特徴的です。
主成分のカンファーは神経毒性や肝毒性があることで知られており、希釈濃度に注意して使用する必要があります。
購入される際は、学名の後に書いてあるケモタイプ(ct〜)を確認しましょう。
ローズマリー・カンファーの効果効能
心への効能
カンファーの香りには、刺激作用や頭脳明晰作用があると言われており、集中力や記憶力を高めるのに役立ちます。
精神的に疲れている時や、無気力な時に適量を守って用いれば効果的です。
体への効能
ごく少量で心臓を強壮し、血圧を上昇させ、血液の循環を促進すると言われています。
筋肉弛緩作用があると言われているので、筋肉痛、間節の痛み、腰痛、神経痛、肩こりなどに用いるのも良いでしょう。
主成分のカンファーは神経毒性や肝毒性があることで知られていますので、他の精油とブレンドして毒性を弱めて使用することをおすすめします。
筋肉痛:ローズマリー・カンファー、プチグレン、ローレル、タラゴン
低血圧:ローズマリー・カンファー、ペパーミント、クローブ