学名 | Pinus sylvestris |
科名 | マツ科 Pinus属 |
抽出部位 | 針葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | α-ピネン 25〜60% δ-3-カレン 5〜15% β-ピネン 10〜20% リモネン 10〜25% テルピノレン 5〜10% β-ミルセン 5〜10% 酢酸ボルニル 2〜5% 微量↓ ボルネオール カンフェン β-カリオフィレン β-フェランドレン |
主な作用 | 鎮静、神経強壮、鎮痛、コーチゾン様、強壮刺激、加温、うっ滞除去、去痰、抗菌、抗ウィルス、免疫強化 |
注意事項 | 高濃度で使用すると、皮膚刺激があるので注意する 妊娠初期は使用を避ける |
ノート | ミドル |
ブレンドファクター | 4〜5 |
相性の良い精油 | エレミ、オレンジ、ゼラニウム、ティーツリー、バージニアシダー、フランキンセンス、ペパーミント、ベンゾイン、ラベンダー、レモン、ローズマリー、 |
スコッチパイン(オウシュウアカマツ)の特徴
スコッチパインは北ヨーロッパ原産の針葉樹で、オウシュウアカマツとも呼ばれています。
樹高35〜45mほどに成長し、樹齢80〜100年ほどのものは建築用材としても使用されています。
氷河期から生き延びている珍しい種で、スコットランドの国木になっています。
精油は概ね無色で、爽やかな森林のような香りがし、成分のほとんどがモノテルペン炭化水素類で構成されています。
スコッチパイン(オウシュウアカマツ)の効果効能
心への効能
スコッチパインは神経を鎮静し、安定させる効果があると言われています。
精神疲労やストレス性の心身の症状がある時、リフレッシュに最適です。
森の空気に多いピネン類を多く含んでおり、森林浴と同じような効果が期待できます。
体への効能
寒い土地で育つスコッチパインは、身体を温める効果があると言われています。
身体が冷えた時に入浴時に使用することで、毛細血管を広げて血流を促進し、冷え性や肩こり、疲労回復に役立ちます。
また呼吸器系の症状にも効果があると言われており、喘息、鼻炎や花粉症、風邪で咳が出る時などに使用するのもおすすめです。
この精油にはコーチゾン様作用があることで知られており、炎症を伴う症状の緩和が期待できます。
関節炎やリュウマチなどの痛みを伴う炎症にも役立ちます。
風邪予防
スコッチパイン、ペパーミント、ユーカリ・ラディアータ
気管支炎
スコッチパイン、セボリー、ラヴェンサラ
関節炎、リュウマチ
スコッチパイン、ジュニパー、レモン、ローズマリー
肌への効能
抗炎症作用があると言われているので、ステロイドの代替品としてアトピー性皮膚炎、乾癬などなかなか治癒しにくい皮膚疾患に使用されています。
また抗菌作用もあると言われているので、ニキビや吹き出物などの皮膚トラブルの予防にも役立ちます。