学名 | Cupressus sempervirens |
科名 | ヒノキ科 Cupressus属 |
抽出部位 | 葉 果実(球果) |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | α-ピネン 40〜65% δ-3-カレン 15〜30% リモネン 〜5% α-セドレン 〜5% セドロール 2〜10% 酢酸テルピニル 〜5% マイオール 微量 |
主な作用 | 鎮静、自律神経調整、神経強壮、ホルモン調整、収斂、抗けいれん、うっ滞除去、鎮咳、血管収縮、抗菌、抗ウィルス、制汗 |
注意事項 | 妊娠初期は使用を避ける 敏感肌の方は、皮膚刺激があるので注意する |
ノート | トップ〜ミドル |
ブレンドファクター | 5 |
相性の良い精油 | オウシュウアカマツ、カモミール・ローマン、カルダモン、クラリセージ、サンダルウッド、ジュニパー、真正ラベンダー、スウィート・オレンジ、タイム、ブラックペッパー、レモン、レモングラス、ローズ |
サイプレスの特徴
サイプレスは樹高35〜45mほどに成長する針葉樹で、和名ではイトスギと呼ばれています。
地中海沿岸地方が原産地で、南フランスでは冷たい北風から農作物を守るために植えられたり、イギリスやイタリアでは、寺院や墓地、公園などによく植えられている植物です。
精油はヒノキ科特有のウッディな香りがベースで、やや強めの酸味がありますが、意外に多くの精油と相性が良く、よくなじみます。
サイプレスの効果効能
心への効能
サイプレスのスッキリとした香りには、鎮静効果があるといわれており、気持ちを安定させるのに役立ちます。
芳香成分であるセロドールは、心拍と呼吸頻度を低下させて、呼吸を深くしてくれるといわれています。
大きな変化があった時や、問題抱えてストレスが多い時など、冷静な判断を下す際の助けになります。
緊張、興奮
サイプレス、カモミール・ローマン、プチグレン、フランキンセンス、ラベンダー
体への効能
サイプレスには優れた鬱滞除去作用や、収斂作用があるといわれており、静脈瘤によく用いられる精油の一つです。
また弱い女性ホルモン様活性が報告されており、更年期障害やPMS、月経痛などの女性特有の症状の緩和にも役立つといわれています。
抗菌作用や抗ウィルス作用も期待できるので、風邪の時は室内で芳香浴することで空気の浄化ができますし、咳などがひどい場合は吸入するのもおすすめです。
静脈瘤
サイプレス、ヒマラヤスギ、ローズマリー・ベルベノン
PMS
サイプレス、クラリセージ、ラベンダー
肌への効能
デオドランド効果が高いといわれており、汗ばむ季節のローションや、制汗剤、足浴として最適です。
またオイリータイプのスキンケアに適しており、赤ら顔やニキビ肌の皮脂の分泌を抑えてくるといわれています。