学名 | Boswellia carterii |
科名 | カンラン科 Boswellia属 |
抽出部位 | 樹脂 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法、CO₂抽出法 |
主要成分 | α-ピネン 25〜35% リモネン 10〜20% パラメシン 5〜7% β-ミルセン 2〜10% サビネン 〜5% β-カリオフィレン 〜10% 微量↓ α-テルピネオール リナロール 1,8-シネオール |
主な作用 | 鎮静、抗うつ、去痰、抗カタル、瘢痕形成、癒傷、皮膚細胞活性、抗菌、 抗ウィルス、抗真菌、免疫強化 |
注意事項 | 妊娠初期は使用を避ける |
ノート | ベース |
ブレンドファクター | 3 |
相性の良い精油 | スィート・オレンジ、カルダモン、クラリセージ、グレープフルーツ、 サンダルウッド、シナモン、真正ラベンダー、ゼラニウム、ネロリ、パチュリ、 ペパーミント、マンダリン、ミルラ、ユーカリプタス、レモン、ローズ、 ローズマリー、 |
フランキンセンスの特徴
フランキンセンスとはカンラン科の常緑低木から採取される樹脂のことで、別名でオリバナムや乳香と呼ばれています。
古代から宗教儀式やミイラの防腐剤として利用されてきたことが記述されています。
また新約聖書には、キリストが誕生した際に、東方の三博士がフランキンセンスとミルラと黄金を捧げたという逸話が残っています。
フランキンセンスは樹皮の内側に樹液を蓄える組織を持ち、樹皮に傷をつけると乳白色の樹液が滲み出します。
これを1ヶ月ほど乾燥させ、樹脂がしっかりと固まってから採取し、水蒸気蒸留法やCO₂抽出法で精油が抽出されます。
CO₂抽出法で得られる精油は、主成分がエステル類で、甘い香りが特徴的。
優れた神経系の鎮痛、鎮静、抗炎症の作用があるといわれています。
フランキンセンスの効果効能
心への効能
フランキンセンスは精神を高揚させると同時に、深く心を鎮める効果があるといわれています。
不安、緊張、強迫観念、パニック、イライラなどの症状の緩和に役立ちます。
ストレスが溜まっていたり、忙しさで気がたかぶり眠れない時などに、安眠するのを助けてくれます。
ストレス
フランキンセンス、ビター・オレンジ、マンダリン
安眠
フランキンセンス、ベルガモット、真正ラベンダー
体への効能
抗菌、抗ウィルス作用に優れ、肺や鼻、のどの粘膜を鎮静し、余分な粘液を排出してくれるので、風邪や気管支炎などに効果があるといわれています。
また呼吸を整えて、深くゆっくりと呼吸することを助けてくれるので、喘息や心身相関型のアレルギーの方におすすめです。
咳
フランキンセンス、サイプレス、ラベンサラ
花粉症
フランキンセンス、ティーツリー、レモン
肌への効能
フランキンセンスには瘢痕の形成を促し、傷の治りを早める効果があるといわれています。
乾燥肌や老化肌の皮膚トラブルを防ぎ、シミやシワの予防に役立ちます。
湿疹
フランキンセンス、カモミール・ローマン、タナセタム、ラベンダー・スパイク
シワ
キャリア:ホホバオイル
フランキンセンス、ラベンダー、パチュリ