学名 | Pogostemon patchouli |
科名 | シソ科 Pogostemon属 |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | α-ブルネッセン 5〜25% α-ガイエン 5〜15% α-パチュレン 2〜10% β-パチュレン 〜2% パチュロール 30〜45% |
主な作用 | 鎮静、催淫、静脈強壮、うっ滞除去、収斂、血液促進、抗炎症、皮膚細胞活性、抗菌、抗ウィルス、昆虫忌避 |
注意事項 | 妊娠初期は使用を避ける 香りが強いので、使用量に注意する |
ノート | ベース |
ブレンドファクター | 1 |
相性の良い精油 | カモミール・ローマン、ジャスミン、サイプレス、サンダルウッド、スィート・オレンジ、ゼラニウム、ネロリ、ベチパー、ペパーミント、ベルガモット、ベンゾイン、ラベンダー、ローズ、ローズマリー、ローズウッド |
パチュリの特徴
パチュリは草丈60〜90cmほどに成長する多年草で、冬に白い花を咲かせます。
アジアでは馴染みのある植物で、マレーシアでは毒蛇や噛まれた時や蜂に刺された時の解毒剤として、日本と中国では薬として、インドでは防虫剤として利用されてきました。
パチュリは摘まれた後に香りが良くなるので、乾燥させ、その後発酵させてから精油の抽出が行われます。
スモーキーで、墨汁のようなオリエンタル調の香りで、時間と共に熟成され良い香りになる性質があり、ベースノートしてブレンドすると他の精油の保留剤としても最適です。
パチュリの効能
心への効能
どっしりとした落ち着いた香りには、抗うつ作用や催淫作用があるといわれており、気持ちを穏やかに、ゆっくり過ごしたい時に役立ちます。
不安を感じるときや落ち込みがひどい時、慢性的な疲れやストレスが溜まっている時などにおすすめです。
肉体と精神のバランスを取るのを助けてくれます。
リラックス
パチュリ、ネロリ、ベルガモット、マンダリン
体への効能
パチュリには静脈やリンパの流れを刺激して、うっ滞を除去する作用があるといわれており、むくみ、冷え性、足の疲れ、静脈瘤などの症状の緩和に役立ちます。
また更年期障害や月経前の不快な症状にも効果があるといわれています。
静脈瘤
パチュリ、カユプテ、サイプレス、ヘリクリサム
肩こり
パチュリ、ジンジャー、ローズマリー、レモングラス
肌への効能
パチュリには傷んだ肌を再生させる細胞活性作用があるといわれており、老化肌、あかぎれ、肌荒れ、傷跡などにおすすめです。
また解毒を助ける働きも期待できるので、虫刺されの後に塗布するのも良いでしょう。