学名 | Salvia sclarea |
科名 | シソ科 Salvia属 |
抽出部位 | 花と葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | リナロール 10〜25% α-テルピネオール 2〜5% スクラレオール 〜5% 酢酸リナリル 60〜80% 酢酸ゲラニル 〜2% 酢酸ネリル 〜2% ゲルマクレンD 〜10% β-カリオフィレン ゲラニオール |
主な作用 | 鎮静、抗うつ、抗不安、神経強壮、多幸、自律神経調整、ホルモン調整、通経、血圧降下、抗けいれん、鎮痛、抗炎症、抗菌、抗ウィルス、抗真菌 |
注意事項 | 妊娠中は使用を避ける 車の運転の時は避ける アルコールとの併用は悪酔いや頭痛を招くので注意する |
ノート | ミドル |
ブレンドファクター | 4 |
相性の良い精油 | イランイラン、カルダモン、サンダルウッド、スイート・オレンジ、ゼラニウム、ネロリ、ベチパー、ペパーミント、ベルガモット、ラベンダー、ローズ、ローズマリー、 |
クラリセージの特徴
クラリセージは草丈100cmほどに成長する2年草で、石灰質や砂質の土壌でよく生育します。
イギリスで栽培が始まり、香料としてはドイツでマスカテールワインの香り付けに使われたのが始まりだといわれています。
マスカット調の香りが特徴的なことから、別名でマスカットセージと呼ばれています。
同じSalvia属の植物でも精油が抽出される品種がいくつかあり、購入する際は学名を確認して、目的にあったものを選ぶようにしましょう。
クラリセージの効果効能
肌への効能
クラリセージの主成分である酢酸リナリルやリナロールは、交感神経の緊張を鎮静する働きがあるといわれています。
心身の緊張をときほぐし、リラックスさせ、幸福感を感じれるように助けてくれます。
また神経を強壮する作用もあると言われているので、イライラする時や感情的になりやすい時に、気持ちを安定させるのに役立ちます。
リラックス
クラリセージ、ゼラニウム、ベルガモット、ローズ
体への効能
特徴成分であるスクラレオールは、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用があるといわれており、同じような働きを期待できます。
月経前の不快な症状や、月経痛、更年期障害の緩和に役立ちます。
また鎮痛や鎮静、抗けいれん、筋肉弛緩などの作用がもあるといわれているので、肩こり、筋肉痛、足の疲れなどの緩和にも使用できます。
月経痛
クラリセージ、イランイラン、ラベンダー、ローズ
更年期障害
クラリセージ、スターアニス、ペパーミント
肌への効能
クラリセージには皮脂バランスを整える働きがあるといわれており、特に脂性肌、ニキビ肌の方のスキンケアに適しています。
また抗菌、抗ウィルス、抗真菌作用にも優れているといわれているので、皮膚の感染症の症状の緩和に役立ちます。