学名 | Elettaria cardamomum |
科名 | ショウガ科 Elettaria |
抽出部位 | 種子 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | 1,8-シネオール 30〜40% 酢酸テルピニル 25〜35% 酢酸リナリル 〜5% リモネン 10〜15% α-ピネン 1〜2% リナロール 3〜5% 微量↓ ゲラニオール チモール カルバクロール β-ミルセン パラメシン シトロネラール |
主な作用 | 鎮静、鎮痛、抗けいれん、神経強壮、刺激強壮、頭脳明晰、血流促進、加温、催淫、緩下、健胃、消化促進、去痰、鎮咳、抗菌、抗真菌、抗ウィルス |
注意事項 | 高濃度で使用すると、皮膚刺激があるので注意する 妊娠初期は使用を避ける |
ノート | ミドル |
ブレンドファクター | 1〜2 |
相性良い精油 | イランイラン、コリアンダー、シダー、シダーウッド、ゼラニウム、ネロリ、フランキンセンス、ベルガモット、レモン、ローズ、 |
カルダモンの特徴
カルダモンは草丈2〜3mほどに成長する多年草で、和名でショウズクと呼ばれています。
原産地はインドやスリランカの熱帯地方で、高度750〜1500mの多湿常緑森林地帯に生育しています。
80cmほどの花柄に数個の緑色の鞘の果実をつけ、その中にある黒色の種子が強い香りを持っています。
カルダモンの果実の鞘にも精油は含まれていますが、完熟する前の種子だけを取り出し、乾燥させたものから精油が抽出されます。
インドのマイソール産の精油は種子中の精油含有量が多く、8月末〜12月にかけて収穫されたものが最も香りが良いと言われています。
スパイスの中では、比較的皮膚刺激が少ないオイルです。
カルダモンの効果効能
心への効能
ストレスなどで疲れている時に、心身に活力を与え、高揚感を与えてくれると言われています。
集中力や意欲を取り戻し、物事に積極的に取り組みたい時に役立ちます。
体への効能
カルダモンの精油は呼吸器系、消化器系、生殖器、膀胱などに不調がある時に使用されます。
消化不良や腹痛、腸内にガスが溜まった時は、1〜3%に希釈して患部に擦り込むと、効果が早いと言われています。
また口腔感染症や、口臭予防にも効果があると言われており、マウスウォッシュにブレンドしたり、歯磨きペーストに加えて使用することもできます。
胃痙攣
カルダモン、タラゴン、バジル(CTカビコール)、プチグレン、ローレル
駆風
カルダモン、カモミール・ローマン、タラゴン、マジョラムスィート
肌への効能
デオドランド効果があると言われており、カルダモンを少量ブレンドすることで、加齢臭の正体であるノネラールの匂いをカバーし、香調を変化させ目立たなくさせるのに役立ちます。
また抗真菌作用もあると言われているので、水虫の対策にも使用できます。
加齢臭
カルダモン、スペアミント、ローズ