学名 | Styrax benzoin(スマトラ) Styrax tonkinensis(ジャワ) |
科名 | エゴノキ科 Styrax属 |
抽出部位 | 樹脂 |
抽出方法 | 有機溶剤法 |
主要成分 | (benzoin種) 安息香酸 10〜35% 桂皮酸 20〜80% バリニン 2% 微量↓ ベンズアルデヒド 安息香酸ベンジル 安息香酸コンフィニル 桂皮酸コンフィニル (tonkinensis種) 安息香酸 〜80% 桂皮酸ベンジル 〜5% 安息香酸ベンジル 〜3% バリニン 2% |
主な作用 | 鎮静、鎮痛、精神安定、催淫、精神高揚、癒傷、瘢痕形成、利尿、去痰、抗カタル、抗菌、抗ウィルス、 |
注意事項 | 妊娠初期は使用を避ける 香りが強いので、使用量に注意する まれに皮膚刺激を起こすことがある |
ノート | ベース |
ブレンドファクター | 1〜2 |
相性の良い精油 | イランイラン、カモミール、クラリセージ、コリアンダー、サンダルウッド、ジャスミン、ジュニパー、スウィートオレンジ、ネロリ、マンダリン、ミルラ、メイチャン、レモン、ローズ、ローズウッド、 |
ベンゾインの特徴
ベンゾインは樹高12mほどに成長する落葉紅葉樹で、東南アジア原産だと言われています。
エゴノキ科の樹木で、近縁種が日本にも数種類自生しています。
ミルラやフランキンセンスと同様に、古代から樹脂を薫香として儀式などに使用されてきました。
精油は粘度が高く、低温では取り出すのが困難なため、15〜30%ほどに希釈したものも販売されています。
原液のままで使用する際は、あらかじめ温かいところに置いておき、竹串やスポイトなどを使用して取り出します。
甘く温かい香りで、よくバニラの香りに例えられ、ブレンドの際に使用すると良い保留剤になります。
ベンゾインの効果効能
心への効能
ベンゾインは鎮静作用と精神高揚作用を持ち合わせていると言われており、精神を安定させるのに役立ちます。
ストレスや緊張などで精神的に疲れてしまった時におすすめです。
リラックス
ベンゾイン、シダーウッドアトラス、マンダリン、ラベンダー、
体への効能
抗菌、抗ウィルス、去痰作用などがあると言われており、風邪、気管支炎、喉の痛みなどの症状があるときに役立ちます。
精油をアルコールで希釈してから熱湯に数滴落とし、吸入するのがおすすめです。
風邪
ベンゾイン、、ティーツリー、ユーカリ、ラベンダー
肌への効能
瘢痕形成作用や皮膚軟化作用があると言われており、特に乾燥によるトラブルがあるときにおすすめです。
乾燥によるかゆみ、ひび割れ、手荒れ、かかとのケアなどに使用されます。
粘度が高いので、オイルよりも植物性のバターやミツロウなどでクリームを作り、希釈すると使いやすくなります。
手荒れ
ベンゾイン、イランイラン、カモミール、ゼラニウム、ティーツリー、ネロリ、ラベンダー
あかぎれ
ベンゾイン、ラブダナム、ミルラ、ラベンダー
傷跡
ベンゾイン、ゼラニウム、ラベンダー、ローズ、ローズウッド、ローズマリーベルベノン