学名 | Lavandula angustifolia |
科名 | シソ科 Lavadula属 |
抽出部位 | 花と葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | ℓ-リナロール 30〜45% テルピネン-4-オール 〜5% ラバンジュロール 微量 酢酸リナリル 40〜50% β-カリオフィレン 〜5% β-オシメン 〜5% α-ピネン 微量 δ-3-カレン 微量 1,8-シネオール 微量 リナロールオキサイド 微量 |
主な作用 | 鎮静、鎮痛、催眠、抗うつ、自律神経調整、抗けいれん、血圧降下、抗炎症、癒傷、 瘢痕形成、筋肉弛緩、皮膚細胞活性、抗菌、抗ウィルス、抗真菌 |
注意事項 | 妊娠初期は避ける |
ノート | ミドル |
ブレンドファクター | 7 |
相性の良い精油 | イランイラン、オレンジ・スイート、カモミール・ローマン、クラリセージ、 ジャスミン、ゼラニウム、ベルガモット、レモン、ローズマリー |
ラベンダー・アングスティフォリアの特徴
ラベンダーは標高800〜1000m付近で栽培されている、1m〜3mほどに成長する多年生低木です。
主に水はけの良い石灰質の山岳地帯に生息しています。
学名の「Lavendula」はラテン語で洗うという意味のLavaraからつけられた言われています。
またラテン語の青いという意味のLivereが語源だという説もあり、花の色が青いことからそう呼ばれていたとも言われています。
ラベンダーは一般的にもよく知られているハーブで、昔から万能ハーブとして重宝されてきました。
ラベンダーは多くの種類がありますが、その中で精油として利用されるものもいくつかあり、それぞれ成分や効能が異なります。
購入される際は、学名の後に書いてあるケモタイプ(ct〜)を確認しましょう。
ラベンダー・アングスティフォリアの効果効能
心への効能
ラベンダーには優れた鎮静作用があり、不眠、イライラ、躁鬱などに効果があると言われています。
副交感神経を活性化し、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。
またセロトニンの分泌を促進すると言われているので、精神的に疲れている時におすすめです。
イライラ:ラベンダー、マンダリン、トリセキュベブ、ローズマリー
パニック:ラベンダー、ベルガモット、ネロリ
体への効能
優れた鎮静作用があると言われているので、あらゆる痛みや痙攣のある症状の緩和に役立ちます。
打撲や筋肉痛などには患部に塗布すると良いです。
免疫力向上、風邪や感染症に負けない抵抗力をつけるのに役立ちます。
ウイルス性呼吸器用:ラベンダー、オレガノ、ラヴィンサラ
免疫向上:ラベンダー、ローレル、ラバンジン、アジョワン
筋肉痛:ラベンダー、マジョラム、ローズマリー(カンファー、シネオール)、ペパーミント
肌への効能
消毒殺菌作用や抗ウィルス作用があると言われており、虫刺され、ニキビ、傷、水疱瘡、水虫などに利用できます。
火傷の応急処置に使うと、痛みがおさまり、痕も残りにくくなるという臨床結果もあります。
敏感肌の方やお子様も利用できます。