精油をブレンドして、自分の好きな香りを作ってみたい!
香水やアロマテラピーが好きな方は、オリジナルの香りを作ってみたいと思った事があるのではないでしょうか?
精油の香りは個性的で、豊かな表情を持っているので、組み合わせが難しく感じるかもしれません。
実は、精油のブレンドは、バランスのよい組み合わせを見つけるのに、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
なぜなら、精油はそれぞれ香りの強さ、持続性、香調などの特徴が異なるからです。
わたしはブレンドの基礎知識を学んで、自分のイメージした香りや、目的に合った香りを作ることを楽しめるようになりました。
精油の個性を理解して、上手くバランスをとることができれば、ブレンドの成功率は高くなります。
この記事では、ブレンドする精油の選び方と、ブレンドのバランスをとる方法ついてご紹介します。
ブレンドする精油の選び方のヒント
最初にブレンドしたい精油を選びましょう。
ブレンドには2〜3種類以上の精油を用意しましょう。
好きな香りを選ぶ
まず何種類かの精油の香りを嗅いでみましょう。
その中で自分の好きな香りを選びます。
嗅覚は本能的で情動に深く関わる感覚。
心地よく感じる香りを選ぶことで、自分に必要な香りを選ぶことができると言われています。
目的に合う精油を選ぶ
もし目的があってブレンドをするのであれば、期待する効能がある精油を選びます。
数種類を組み合わせることで、相乗効果やクエンチング効果(相殺効果)が期待できます。
主役になる精油を選ぶ
ブレンドの中で、主役にしたい精油を選びます。
主役を立てることで、ブレンドに軸ができ、印象がまとまり易くなります。
脇役には、主役を引き立てる、相性の良い精油を選びます。
ブレンドする精油の選び方のヒント
・好きな香りを選ぶ。
・目的を決める
・主役になる精油を選ぶ
精油のブレンドのバランスをとる方法
ブレンドをする際には、それぞれの精油の特徴を捉え、バランスを取ることが大切です。
バランスとり、香りを上手く調和させるために、それぞれの精油についての予備知識が必要です。
ここでは、これだけは押さえておきたいポイントをご紹介します。
精油の個性を理解する
精油は、それぞれに香りの特徴が異なります。
また香りの感じ方も、人それぞれ。
ブレンドを始める前に、持っている精油の香りの特徴を把握して、自分がどの様に感じるのかをまず知る事が大切です。
香りの印象や特徴をメモしておくと、自分のイメージ合ったブレンドレシピを作るのに、とても役立ちます。
持っている精油を実際に嗅いでみて、自分が感じた事をノートなどに書き留めておきましょう。
【香りの持続性】トップノート〜ミドルノート〜ベースノート
精油の香りは、含まれる芳香成分や組み合わせによって、持続性が変わります。
異なるノートを組み合わせることで、時間と共に変化する香りを楽しめたり、香りの持続性を高めることができます。
使用する精油の持続性を確認してみましょう。
【香りの強さ】ブレンドファクター
ブレンドの際に、香りの強さを意識することは、とても大切です。
香りの強い精油は少量入れるだけで、存在感が目立ち、他の香りを打ち消してしまうことがあるからです。
香りの強さを把握することで、加える精油の量を、調整することができます。
使用する精油は、それぞれの精油の香りの強さを、把握しておくようにしましょう。
【香調】
香調は、香りを嗅いだ時にどのように感じるか、イメージを表現したものです。
香調にはいくつかの表現方法があります。
・五感に基づく表現
・記憶・学習に基づく表現
・香りの印象・イメージに基づく表現
これらの表現には個人差があり、共有するの難しいものもありますが、香りを表現するのに不可欠な要素です。
また香りの系統(ノート)によって表現する方法もあります。
ノートによる表現は、香りのイメージを伝えるのに効果的で、他者とイメージを共有するのに役立ちます。
香りの系統
シトラスノート | 柑橘系の爽やかな香り |
フローラルノート | 花の華やかさや甘さのある香り |
ハーバルノート | 薬草や香草のようなナチュラルの香り |
グリーンノート | 草や葉を摘んだ時の青臭い香り |
スパイシーノート | 香辛料のような刺激のある香り |
ウッディノート | 芳香性のある樹木の香り |
バルサム・レジンノート | 甘さと温かみがある樹脂のような香り |
香調を意識することで、自分のイメージを表現しやすくなります。
似ている香調の精油を組み合わせると、ブレンド全体のまとまりが良くなりますし、異なる香調を組み合わせれば、印象に残る奥行きのある香りを表現することができると言われています。
ブレンドのバランスをとる時に意識すること
・精油の個性を理解する
・香りの持続性
・香りの強さ
・香調
まとめ
今回は精油のブレンデイングでの、レシピ作りのヒントについてご紹介しました。
ご紹介したポイントを意識することで、精油の選び方や組み合わせが考えやすくなると思います。
まずは自分の好きな香りの精油が、どのような特徴を持っているのか、自分がどのように感じるかを、調べてみるところから始めてみてください。
みなさんが素敵な香りに出会えますように!