食用油として有名なオリーブオイルは、美容オイルとしても、様々な形で利用されています。
今回は、オリーブオイルの成分や効能、使い方をご紹介します。
オリーブオイルの特徴
オリーブとは
オリーブはモクセイ科の常緑高木で、約8m程の高さに成長します。
オリーブの木は、樹齢15年を過ぎてから果実を実らせ始め、その後100年ほど果実をつけます。
最初に緑色の実をつけ、熟すと黒色に変化します。
オリーブは地中海地方原産で、イタリア、南フランス、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、トルコ、モロッコ、チュニジアなどで生産されています。
最近ではカルフォルニア、メキシコ、オーストラリアでも盛んに栽培されています。
オリーブオイルの特徴
オリーブオイルは、果実の果肉から抽出されます。
果実を発酵するまで日の当たるところに置き、果実を果肉と種に分けたのち、果肉を圧搾します。
生じた油を、遠心分離機で濾過したのちに、出来上がる最初のオイルが「エキストラバージンオイル」と呼ばれています。
オリーブオイルは重い質感で、独特な香りがあるため、アロマテラピーにはあまり使用されません。
もし使用する場合は、軽い質感のベースオイルに、20%程ブレンドして使用するのがおすすめです。
またオリーブオイルは、食用と美容用のものでは、原料が同じでも、生産方法や精製方法が異なるので、用途に合ったオリーブオイルを購入するようにしてください。
オリーブオイルの成分
主な成分構成
含有量% | ||
代表的な飽和脂肪酸類 | 10 | |
モノ不飽和脂肪酸類 | オレイン酸 | 55-83 |
ポリ不飽和脂肪酸類 | リノール酸 | 11 |
α-リノレン酸 | 0.7 |
オリーブオイルに含まれる脂肪酸類は、80%程がモノ不飽和脂肪酸類で、酸化しにくいと言われています。
またビタミン類やミネラル類も含まれており、特にビタミンE(α-トコフェノール)、ビタミンKなどが多く含まれています。
オリーブオイルの効能
保湿力を高める
オリーブオイルに豊富に含まれるオレイン酸は、人間の皮脂にも多く含まれています。
高い浸透性で、肌の深層部に浸透し、潤いを守ってくれます。
鎮静作用
オリーブオイルには鎮静作用があると言われています。
やけど、打ち身、虫刺され、皮膚の痒みなどに効果があり、利用されてきました。
シミやしわを防ぐ
オリーブオイルに含まれる、α-トコフェノールには抗酸化作用があります。
肌表面の活性酸素を中和して、シミやしわの原因を取り除いてくれます。
オリーブオイルの使い方
クレンジング
オリーブオイルはメイクや皮脂と馴染みやすく、クレンジングに向いています。
適量を手に取り、肌に馴染ませたのち、コットンかティッシュで拭き取り、その後に洗顔します。
石鹸用のオイル
オリーブオイルは、石鹸用のオイルとしてよく使用されています。
オリーブオイルをメインオイルとして、ココナッツオイルとパームオイルを使い作られる、マルセイユ石鹸が有名です。
石鹸に含まれる保湿成分が、洗い上がりの肌をしっとり、すべすべに保ってくれます。
おすすめのオリーブオイル
マンディムーン オリーブオイル
低温圧搾法で抽出された、未精製のオリーブオイル。
有機栽培されたオリーブを使用しています。
容量や容器が選べます。
オリーブオイル・エキストラバージン・オーガニック/200ml【無添加 植物性 年齢肌 乾燥肌 保湿 手作りコスメ 手作り化粧品 手作り石鹸 石けん 原料 材料 素材 フェイス ボディ スキンケア 無添加】 【メール便200円】オリーブオイル・エキストラバージン・オーガニック/50ml【無添加 植物性 年齢肌 乾燥肌 保湿 手作りコスメ 手作り化粧品 手作り石鹸 石けん 原料 材料 素材 フェイス ボディ スキンケア 無添加】ルグリオ オリーブオイル
イタリア産の食用ピュアオリーブオイル。
精製したオリーブオイルと、エクストラバージンオイルをブレンドしたオイルです。
石鹸用のオイルとしておすすめです。
Luglio[ルグリオ] エキストラバージン オリーブオイル 1L