学名 | Lavandula hybrida L.angustifolia × L.latifolia |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 花の咲いた先端部分 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | 酢酸リナリル リナロール ボルネオン 1,8-シネオール ボルネオール 酢酸ラバンデュリル β-オシメン |
主な作用 | 去痰、抗炎症、鎮静、鎮痙、神経強壮、皮膚再生、抗菌、抗真菌 |
注意事項 | なし |
ノート | ミドル |
ブレンドファクター | 7 |
相性の良い精油 | ウッディ、ハーバル系と好相性 クラリセージ、サイプレス、ゼラニウム、タイム、ティーツリー、パイン、バルサムファー、プチグレン、ペパーミント、ローズマリー、ローレル |
ラバンジンの特徴
ラバンジンは真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交配種で、標高600〜700mの場所で育つラベンダーの一種です。
一般に作付けできない様な場所でも栽培でき、寒さにも強く、環境適応力も高いため栽培しやすい人気の品種です。
見た目は真正ラベンダーに似ていますが、真正ラベンダーより花が大きく、3つに枝分かれして咲くため花の収穫量が増え、精油の採油量も格段に多くなります。
採油の種類はスーパー、アブリアル、グロッソなどがあり、スーパーが最高品質とされています。
ラバンジンの効果効能
心への効能
ラバンジンはラベンダーと同様に、酢酸リナリルやリナロールが主成分なので、鎮静作用が期待できます。
精神的に不安定な時や、心配事があり寝付けない時などに芳香浴で使用するのもおすすめです。
また同時に頭脳明晰作用のある成分も含まれているため、昼間に使用しても眠りを催さず活動をサポートしてくれるとも言われています。
精神疲労
ラバンジン、ネロリ、マンダリン
体への効能
ラバンジンの特徴成分であるカンファーは神経毒性が高いと言われている反面、優れた去痰、抗炎症作用などがあると言われています。
風邪や喘息で呼吸器に症状がある時や、肩こりや筋肉痛、関節痛などに役立ちます。
オイルなどで希釈して患部に塗布したり、吸入するのがおすすめです。
肌への効能
ラバンジンには抗菌、抗炎症、皮膚再生作用などがあり、皮膚炎の症状の緩和、傷や火傷の跡を目立たなくするなどの効果が期待できます。
しかしカンファーや1,8-シネオールは皮膚刺激が高いと言われており、傷口には使用しないように注意が必要です。