【ホホバオイル】スキンケアやヘアケア 万能オイルの特徴と使い方

万能なスキンケアオイルとして、様々な化粧品に使用されているホホバオイル。

酸化にも強く、保湿力も高いので一年中活躍してくれます。

今回はホホバオイルの特徴と利用方法について簡単にご紹介します!

目次

ホホバオイルについて

ホホバとはどんな植物?

ホホバはアメリカ南西部からメキシコ北部に広がる、ソノラ砂漠が原産の植物です。

過酷な砂漠地帯でも育つ、生命力の高い植物であり、高い保湿力を持っています。

ネイティブアメリカンが聖薬として身体に用いたのが始まりで、強い日差しや乾燥から肌を守るため、ヘアケアやスキンケア、傷の治療、食用油などに古くから用いられてきました。

現在はオーストラリア、南米、イスラエル、インドなどで栽培されています。

特にオーストラリア産のものが高品質だと言われています。

ホホバオイルの特徴

ホホバオイルは、ホホバの種子から抽出される液体ワックスです。

15,000種類以上ある植物オイルの中で、唯一の液状ワックスエステルで、貴重なオイルです。

冬場は温度が5℃〜10℃ぐらいになると、固まってしまいますが、品質は劣化することはありません。

また熱にも強く、370℃の高温で4日間連続加熱したり、285℃で繰り返し加熱しても、ほとんど性質に変化は見られず、酸化安定性の高いオイルと言われています。

ホホバオイルの種類

高品質なホホバオイルは、熱を加えない、低温圧搾法という抽出方法で作られます。

ホホバオイルにはゴールデンホホバオイルと、精製したクリアホホバオイルがあります。

ゴールデンホホバオイルは黄金色で、サラッとしていて肌馴染みが良いオイルです。

クリアホホバオイルは精製されているので、無色で匂いもありません。

アレルギーのリスクにもなる、植物の成分が取り除かれているので、アトピーの方や赤ちゃんでも安心して使用することができます。

またクリアホホバオイルを購入するときは、薬剤や化学処理をせずに精製したものを選びましょう。

ホホバオイルの成分

主な成分構成

含有量(%)
飽和脂肪酸類パルミチン酸11
ステアリン酸71
アラキン酸14
ベヘン酸1
モノ不飽和脂肪酸類パルミトレイン酸0.1
オレイン酸6.7
ポリ不飽和脂肪酸リノール酸0.3
リノレン酸0.2
脂肪族アルコールオクタデカノール1
エイコサノール44
ドコサノール45
テトラコサノール9
レン・プライス、他.『アロマセラピーとマッサージのためのキャリアオイル辞典』.ケイ佐藤訳.東京堂出版、2001、235p

ホホバオイルは正確には、オイルではなく、液体のワックスです。

それはホホバワックスが、長鎖の脂肪酸と脂肪族アルコールからなる、エステルで構成されているからです。

ビタミン類は、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンDなどが含まれています。

ホホバオイルの効能

高い保湿力

砂漠のような乾燥地帯でも生育できるホホバは、高い保湿力をもっています。

硬い表皮はロウで覆われ、水分を保持できる能力はオイルになっても健在。

スキンケアの最後に使うことにより、肌の水分を保ち、潤いが持続します。

肌を柔らかくする

角質層が硬くなると、肌の新陳代謝が悪くなり、様々な肌トラブルを引き起こします。

ホホバオイルは、皮膚を柔らかくしてくれ、ターンオーバーを正常に保つ働きを助けてくれます。

肌のバリア機能を高めてくれる

主成分である、ワックスエステルは、人間肌にも20%〜30%ほど含まれているので、肌馴染みがよく、浸透性が高いのがホホバオイルの特徴です。

肌の表面に脂の膜を張り、水分を保ち、バリア機能を高めてくれます。

アンチエイジング

ホホバオイルに含まれるビタミンEには、抗酸化作用があり、シミやシワを防いでくれます。

またワックスエステルは、水分を保つ働きがあるので、ハリや弾力をもたらしてくれます。

頭皮と毛髪をすこやかに保つ

ホホバオイルで頭皮をマッサージすると、余分な皮脂を取り除き、皮脂の分泌を正常に導いてくれます。

またヘアオイルとして毛髪に馴染ませると、しっとりとまとまり、艶も出るのでおすすめです。

ホホバオイルの使い方

クレンジングオイル

ホホバオイルは浸透性が良く、分子構造も小さいので、クレンジングオイルに最適です。

毛穴に詰まった汚れをしっかりと取り除いてくれるので、ニキビの防止に役立ちます。

スキンケアの仕上げに使う

高い保湿力のあるホホバオイルは、スキンケアの仕上げに使うのがおすすめです。

肌の潤いを保ち、乾燥を防いでくれます。

浸透性も良いのでべとつかず、メイク前でも使えます。

ローズヒップオイルやレッドラズベリーオイルを少量ブレンドして使うのがおすすめです。

頭皮のマッサージオイル

シャンプーの前に頭皮のマッサージオイルとして使うと、毛穴の皮脂を取り除いてくれて、フケやかゆみを防いでくれます。

頭皮を柔らかくしてくれるので、定期的にマッサージすると、毛髪のすこやかな成長を助けてくれます。

症状に合わせて、精油を入れるのがおすすめです。

ヘアオイル

シャンプーの後、タオルドライしてから、毛先に軽く馴染ませてからドライヤーすると熱から毛髪を守ってくれます。

スタイリングオイルとしても使えるのですが、量が多いとスタイリングが崩れてしますので、量を調節しながら使ってください。

アプリコットオイルやアルガンオイルとブレンドするのもおすすです。

おすすめのホホバオイル

NAGOMI AROMA オーガニックゴールデンホホバオイル

フランスの有機認証機関「エコサート」の有機認証を取得しているホホバオイル。

容量が多く、クレンジングなどにたっぷり使っても持ちがいいのでおすすめです。


KISO オーガニックホホバオイル

KISOのホホバオイルは、不純物が取り除かれていて高純度。

アレルギーリスクのある方や、赤ちゃんも使える商品です。

エコサート認証を受けたオイルを、国内で品質管理しています。

容量が少ないので、フェイスケア用に早めに使い切ると良いと思います。


まとめ

今回はホホバオイルの魅力をご紹介させていただきました。

私もホホバオイルは長年愛用していて、生活に欠かせないオイルです。

是非毎日のスキンケアやヘアケアに取り入れて、ホホバの良さに触れてみてください!

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サイト運営者

こんにちは!ご来訪ありがとうございます。
暮らしの中のアロマテラピーをコンセプトに、日常生活で役立つアロマクラフトレシピをご紹介しています。
私は自然原料を使ったコスメを手作りし、アレルギー性皮膚炎を完治させました。
それ以来、日常的に使う化粧品、ホームケア用品を手作りしています。
精油を買ったけど、どうやって使うかわからない、、という方のために簡単に作れるアロマクラフトの写真付きレシピを公開しています。

アロマテラピー歴 15年
AEAJアロマテラピーアドバイザー/アロマブレンドデザイナー

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