学名 | Coriandrum sativum |
科名 | セリ科 |
抽出部位 | 種子 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | d-リナロール 〜70% カンファー α-ピネン γ-テルピネン 酢酸ゲラニル ゲラニオール ミルセン |
主な作用 | 健胃、消化促進、駆風、抗炎症、神経強壮、疲労回復、鎮痛、抗菌、抗ウィルス |
注意事項 | 皮膚刺激が強いので使用に注意する 妊娠中、授乳中は使用を避ける 幼児は使用を避ける 低濃度で使用し、長期間使用しない |
ノート | トップ〜ミドル |
ブレンドファクター | 4 |
相性の良い精油 | 柑橘、スパイス系と調和しやすい カルダモン、クローブ、サイプレス、シトロネラ、ジュニパー、タラゴン、ナツメグ、プチグレン、ブラックペッパー、フランキンセンス、ベルガモット、ローズマリー、レモン |
コリアンダーの特徴
コリアンダーはセリ科の1年草で、草丈50cmほどに成長します。
原産地は地中海沿岸地方で、古代ギリシャやローマ時代から使われている歴史のあるハーブ。
葉や茎、根などは中国では香菜、タイではパクチーと呼ばれており、英語のコリアンダーは種子のことを指す場合が多い様です。
コリアンダーの葉や未成熟の種子には、独特な虫のような香りがあり、種子は完熟したものを乾燥させると甘く爽やかな香りに変化します。
精油は葉と種子の両方から抽出されますが、コリアンダーの種子から抽出された精油の方が一般的です。
コリアンダーシードの効果効能
心への効能
主成分であるd-リナロールには神経を刺激して、やる気や集中力を高める作用があると言われています。
また疲労回復作用や抗不安作用などの効果も期待できますので、リラックスとリフレッシュどちらにも使用できる精油です。
疲労回復
コリアンダー、コーンミント、タラゴン、ペッパー、ベイローレル
安眠
コリアンダー、プチグレン、ラベンダー
体への効能
健胃、消化促進の効果があるスパイスとして知られいるコリアンダーですが、精油にも同じような効果があると言われており、消化器の不調があるときにおすすめの精油です。
オイルなどで希釈して腹部に塗布したり、吸入で使用されます。
また抗菌、抗ウィルス作用や免疫向上作用も期待できますので、疲れが溜まり風邪をひきそうな時に予防対策として使用するのもおすすめです。
下痢
コリアンダー、クローブ、ティーツリー、ペパーミント
肌への効能
コリアンダーは皮膚への刺激が強く、スキンケアではあまり使用されません。
ですが抗菌効果は期待できますので、少量をデオドランドローションに加えて、足の裏など皮膚の強いところに使用するなどして活用できます。