栄養価の高い食物として、人気のココナッツ。
ココナッツから抽出されるココナッツオイルは、クセがなく食用や美容用として様々な用途で使えます。
今回はココナッツオイルの成分や効能、使い方などをご紹介します。
ココナッツオイルの特徴
ココナッツとは
ココナッツとは、ヤシ科の単子葉植物であるココヤシの果実のことを指し、ヤシの実とも言われています。
ココヤシは25mほどの大きさに成長し、木の先端のみに非常に長い葉が生えます。
樹齢30年ほどに成熟したココヤシは、年間に80個程の実をつけます。
ココヤシの起源ははっきりとは分かっていませんが、インド洋からマレーシア、ポリネシアにかけて広がっていったと言われています。
現在はアフリカやアジア南東部で栽培されています。
ココナッツオイルの特徴
ココナッツオイルはココヤシの実の、外殻の内側にある、果肉を低温圧搾して抽出されます。
約25度になると透明な液体になり、20度以下になると白く固まりますが、酸化に強いため、特に影響はありません。
質感は非常にさらさらとしていて軽く、ベタつかず使いやすいオイルです。
ココナッツオイルは、一部の人にはアレルギー反応を起こすことがあります。
特に溶剤抽出されたオイルには、注意が必要です。
ココナッツオイルの成分
主な成分
含有量% | |
代表的な飽和脂肪酸類 | 85.2 |
代表的なモノ不飽和脂肪酸類 | 6.6 |
代表的なポリ不飽和脂肪酸類 | 1.7 |
ココナッツオイルの主な脂肪酸類は、飽和脂肪酸類で酸化しにくく、安定性に優れています。
なかでも50%以上含まれるラウリン酸は、母乳にも含まれる成分で、抗菌作用があると言われています。
ココナッツオイルの効能
皮膚を柔らかくする
ココナッツオイルには皮膚を柔らかくする働きがあります。
素早く肌になじみ、肌を滑らかに保ってくれます。
毛髪を乾燥から守る
ココナッツオイルは乾燥した毛髪にも良いことから、よくヘアケア製品に使用されています。
髪の毛を乾燥から保護して、切れ毛や枝毛などの予防や、髪の毛の補修に役立ちます。
肌のバリア機能を高める
ココナッツオイルに含まれるラウリル酸は、抗菌作用があることが認められています。
肌を清潔に保ち、トラブルの原因になる細菌から肌を守ってくれます。
ココナッツオイルの使い方
ボディオイル
ココナッツオイルはベタつくことなく、肌にすぐ馴染むので、暑い季節のボディオイルに向いています。
日焼け防止効果はないものの、紫外線の刺激から肌を守り、日焼けによる肌荒れを防いでくれます。
ヘアオイル
ココナッツオイルはヘアオイルとして使うのもおすすめです。
軽い質感なので、ベタつくことなくサラサラの質感に仕上がります。
タオルドライした後、髪の毛になじませてからドライヤーをすれば、ドライヤーの熱から髪の毛を保護してくれます。
石鹸用オイル
ココナッツオイルは石鹸の材料によく使用されています。
ココナッツオイルを石鹸に使うと、泡立ちがよく、硬さも出ることから、オリーブオイルなどと組みあわせて使うのがおすすめです。
おすすめのココナッツオイル
マンディムーン ココナッツオイル
低温圧搾法で抽出されたココナッツオイル。
有機栽培されたココナッツから抽出された、未精製のオイルです。
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