栄養が豊富で、食材として人気のあるアーモンド。
アーモンドから作られる、アーモンドオイルはお肌に良い成分が含まれていて、スキンケアにも人気です。
今回はお馴染みのアーモンドのオイルについて、詳しくご紹介します!
アーモンドオイルの特徴
アーモンドとは?
アーモンドは3月頃になると、梅や桜のような花を咲かせる、バラ科サクラ属の落葉高木です。
イランとその周辺が原産で、旧約聖書にもたびたび登場することから、古来から親しまれている植物だということがわかります。
現在はアメリカのカルフォルニアが有名な産地で、南ヨーロッパやオーストラリアでも栽培されています。
アーモンドは種子である「仁」と呼ばれる部分で、硬い殻に覆われています。
アーモンドオイルの種類
アーモンドは、スイートアーモンド種とビターアーモンド種に分かれて、100以上の品種があると言われています。
食用や、美容用のオイルとして販売されているのはスイートアーモンド種。
ビターアーモンド種は、アミグダリン(青酸化合物)という毒物が含まれているので、輸入が禁止されています。
スイートアーモンドオイルは、熱を加えない低温圧搾法で抽出されるものが高品質です。
安価なものは薬品を使って溶剤抽出されたものや、高温で抽出され品質が劣化したものが多いので、抽出方法を確認して購入するようにしてくださいね。
なるべくオーガニックの認証マークのついた、高品質なものを選びましょう。
アーモンドオイルの成分
主な成分構成
含有量(%) | ||
飽和脂肪酸類 | ミリスチン酸 | 痕跡 |
パルミチン酸 | 6.6 (6-8) | |
ステアリン酸 | 1.6 (0.5-1.8) | |
モノ不飽和脂肪酸類 | パルミトレイン酸 | 0.4 (0.4-0.7) |
オレイン酸 | 65 (60-80) | |
エイコセン酸 | <0.5 | |
ポリ不飽和脂肪酸類 | リノール酸 | 27.7 (17-30) |
アーモンドオイルの成分はオレイン酸(60%〜80%)、リノール酸(17%〜30%)、パルミチン酸、パルミトオレイン酸、ステアリン酸、などの脂肪酸で構成されています。
主成分のオレイン酸をはじめ、人間の皮脂にも含まれる、不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
ビタミン類は、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンB1.B2.B6 が含まれています。
アーモンドオイルの効能と使い方
浸透性が高い
アーモンドオイルは、ゆっくりと肌の奥まで浸透します。
人間の皮脂と成分が似ているので、浸透性がよく、肌に良い成分を奥まで届けてくれます。
肌を柔らかくする
アーモンドオイルに含まれるオレイン酸やリノール酸は、肌なじみが良く、保湿力を高めてくれます。
肌の内側に栄養を蓄えて、肌を柔らかく保ってくれます。
日焼けによるシミを防いでくれる
スイートアーモンドオイルを肌に塗ると、メラニンが減少したという研究結果があります。
またメラニンを生成を促す酵素シロチナーゼの働きを阻害することもわかっています。
肌の老化を遅らせる
豊富に含まれるビタミンEには、抗酸化やバリア機能を保つ働きが期待できます。
お肌の表面の活性酸素を中和させて、シミやシワの予防をしてくれたり、ハリを与えてくれます。
アーモンドオイルの使い方
マッサージオイル
適度な粘度があるアーモンドオイルは、マッサージオイルに最適です。
精油をブレンドしたアーモンドオイルで、お風呂に浸かりながら、顔やデコルテをマッサージするのがおすすめです。
クレンジング
肌なじみの良いアーモンドオイルは、クレンジングオイルにも向いています。
クレンジングした後は、軽くティッシュなどで抑えるか、そのまま洗顔しても大丈夫です。
フェイスパック
肌荒れや乾燥が気になるときは、フェイスパックがおすすめです。
フェイスマッサージした後に、そのまま少し置いて、ぬるま湯で流します。
パックした状態で、ラップしてから蒸しタオルで顔を覆うか、スチームを当てたりすると、さらに肌が潤います。
日焼け後のケアに
日焼けした後は、活性酸素が活発になり、そのままにしておくと、老化の原因になります。
ローションなどでしっかり保湿した後に、アーモンドオイルを塗れば、お肌を炎症を鎮め、シミの予防ができます。
おすすめのアーモンドオイル
SPA HINOKI オーガニック スイートアーモンドオイル
フランスの有機認証機関エコサートのオーガニック認証を受けている商品。
100mlとちょうど良いサイズで、値段もお手頃です。
PRANAROM プラナロム スイートアーモンドオイル
プラナロムの製品は高品質なものが多く、信頼のできるメーカーです。
価格設定は少し高めですが、最高級のオイルを試してみたい方にはおすすめです。