学名 | Angelica archangelica |
科名 | セリ科 Angelica属 |
抽出部位 | 根 種子 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | 根(ルート) α-ピネン 20〜30% δ-3-カレン 10〜20% β-フェランドレン 5〜15% α-フェランドレン 〜15% リモネン 10〜20% サビネン 5〜10% β-ミルセン 〜10% 1,8-シネオール 10〜15% 微量↓ ベルガプテン アンゲリシン 酢酸ボルニル パラメシン 種子(シード) α-ピネン 5〜20% β-ピネン 〜10% リモネン 40〜55% α-フェランドレン 3〜5% β-ミルセン 〜2% 微量↓ ベルガプテン キサントトキシン インペラトリン ゲルマクレンD β-カリオフィレン パラメシン α-クコムレン |
主な作用 | 鎮静、精神安定、消化促進、強壮刺激、健胃、駆風、浄血、抗菌、抗ウィルス、去痰、鎮咳、免疫強化、抗アレルギー、コーチゾン様、鎮痙、鎮痛、子宮強壮、強肝、血圧降下、利尿 |
注意事項 | 妊娠中は使用を避ける 光毒性があるので、塗布直後は紫外線を浴びないように注意する 香りが強いので、使用量に注意する |
ノート | (根)ベース (種子)ミドル |
ブレンドファクター | 1 |
相性の良い精油 | シトラス、フローラル、レジン、ハーバル、ウッディ系の精油 |
アンジェリカの特徴
アンジェリカは3年のサイクルの2年草で、3年目に花を咲かせ種を作ります。
ギリシャ語で大天使を意味する「Arkhagelos」が名前の由来と言われており、ヨーロッパでは教会の庭に植えられたり、魔除けのために使用されていました。
また17世紀の英国ではペストが大流行した際に、予防薬や治療薬として推奨され、使用されていたという記録も残されています。
精油は根(ルート)と種子(シード)から抽出されており、ルートの方が多く流通しています。
香りや成分は多少異なりますので、使用する目的に合わせて購入しましょう。
アンジェリカの効果効能
心への効能
アンジェリカには精神を解放する働きがあると言われており、義務感が強く自分を責めてしまう傾向がある方に向いています。
物事が思い通りに進まず、ストレスを感じてしまう時におすすめです。
神経過敏
アンジェリカ・ルート、ゼラニウム、ラベンサラ
体への効能
消化器や生殖器などの働きを高めると言われており、消化不良、腸内ガスなどに使用されます。
副交感神経の働きを活性化し、鎮痙作用にも優れてると言われているので、胃痛、生理痛、過敏性大腸炎などの症状の緩和が期待できます。
また末梢の冷えや、うっ滞の除去にも効果が期待できますので、マッサージや足浴などで使用するのもおすすめです。
消化不良
アンジェリカ・シード、キャラウェイ、ペパーミント、クミン
駆風
アンジェリカ・シード、カルダモン、ジンジャー、ペパーミント