学名 | Pelargonium graveolens Pelargonium asperum |
科名 | フクロウソウ科 Pelargonium属 |
抽出部位 | 花と葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | シトロネロール 25〜40% ゲラニオール 20~30% リナロール 5〜15% 蟻酸シトロネリル 5〜15% シトラール 微量 ローズオキサイド 微量 |
主な作用 | 鎮静、鎮痛、自律神経調整、抗うつ、抗けいれん、抗炎症、皮脂分泌調整、収斂、 止血、抗菌、抗ウィルス、抗真菌 |
注意事項 | 妊娠初期は使用を避ける |
ノート | ミドル |
ブレンドファクター | 3 |
相性の良い精油 | イランイラン、カルダモン、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、真正ラベンダー、スウィートオレンジ、フランキンセンス、ペパーミント、ベルガモット、ローズ |
ゼラニウムの特徴
ゼラニウムは草丈80cmほどに成長する、常緑の多年草です。
ヨーロッパでは古くから玄関先や窓際にゼラニウムを植えて、魔除けにしたり、薬草や虫除けとして利用されてきました。
ゼラニウムの品種は200種ほどありますが、精油が抽出されるのは、主にシトロネロールやゲラニオールなどの、バラの香り成分を持つ品種です。
開花前の花と葉を収穫し、1日放置した後に精油の蒸留が行われます。
ゼラニウムの効果効能
心への効能
ゼラニウムの甘く優しい香りは、副腎や視床下部に働きかけて、自律神経のバランスを整えてくれるといわれています。
ストレスや更年期障害などで情緒不安定な時、不安や緊張を鎮めるのに役立ちます。
体への効能
ゼラニウムはホルモン分泌調整作用があるといわれており、月経前の不調や月経痛、更年期障害による不調に役立ちます。
また静脈やリンパを強壮して、体の余分な水分や老廃物の排出を助けてくれます。
月経前のむくみや下腹部のハリ、乳房の痛みなどには塗布して使用するのがおすすめです。
月経前の不調
キャリア:ホホバオイル
ゼラニウム、ネロリ、マジョラム
むくみ
ゼラニウム、グレープフルーツ、サイプレス、ジュニパー、ローズマリー・ベルベノン
肌への効能
収斂作用や皮膚分泌調整作用のあるといわれているゼラニウムは、全ての肌タイプの方のスキンケアにおすすめです。
また殺菌作用もあると言われているので、カンジダ菌、真菌による水虫、爪の白癬、ニキビなどにも役立ちます。
ヘアケアに使用すると、ふけや脱毛を防いでくれるのでシャンプーに加えて使用すると良いでしょう。
肌の殺菌
ゼラニウム、ティーツリー、ローズウッド、ラベンダー
ヘアケア
ゼラニウム、マンダリン、ローズマリー(ベルベノン、シネオール)、パルマローザ