スイートアーモンドオイルやホホバオイルと並び、アロマテラピーでは良く使用されるグレープシードオイル。
軽い質感で、使いやすいキャリアオイルです。
今回はグレープシードオイルの特徴や成分、効能や使い方をご紹介します。
グレープシードオイルの特徴
グレープシードオイルとは
グレープシードオイルは、ぶどうの種子から抽出されるオイルです。
ワイン醸造した後に、副産物として得られる種子を洗浄、乾燥したのち細かく砕き、熱を加えて抽出するのが一般的です。
主にフランス、イタリア、スペイン、などのヨーロッパの国々や、アメリカ、チリなど、ワインの生産が盛んな国で生産されています。
グレープシードオイルの種類と特徴
グレープシードオイルは植物性のオイルの中では、比較的さっぱりとしていて、軽い質感です。
ベタつかず、肌馴染みが良いので、脂性肌の方に向いています。
色は透明感のある、綺麗な黄緑色をしており、香りはほとんどありません。
安価で使いやすいので、広範囲のアロマトリートメントによく使用されます。
ぶどうの種子には、わずか13%ほどしか油分か含まれないため、大半のグレープシードオイルが熱を加える高温圧搾法か、溶剤抽出法で搾油されます。
数は少ないですが、低温圧搾法で抽出された商品も販売されています。
美容目的で、高品質なグレープシードオイルをお求めの方は、低温圧搾法で抽出された商品を購入することをお勧めします。
グレープシードオイルの成分
主な成分
含有量% | ||
飽和脂肪酸類 | ミリスチン酸 | < 0.3 |
パルミチン酸 | 5.0-11.0 | |
ステアリン酸 | 3.0-6.0 | |
アラキン酸 | < 0.1 | |
ベヘン酸 | < 0.3 | |
モノ不飽和脂肪酸類 | パルミトレイン酸 | < 1.0 |
オレイン酸 | 12-20 | |
ポリ不飽和脂肪酸類 | リノール酸 | 69(59-81) |
α-リノレン酸 | < 1.0 |
グレープシードオイルは、成分の65%ほどが、ポリ不飽和脂肪酸類のリノール酸で、酸化しやすいという特徴があります。
ビタミンEを豊富に含んでいるので、一定の酸化安定性はありますが、開封後はなるべく早く使い切ることをお勧めします。
ビタミン類は、ビタミンEの他に、ビタミンAやビタミンKなどが含まれています。
グレープシードオイルの効能
肌を柔らかく保つ
グレープシードオイルに豊富に含まれる、リノール酸には、肌を柔らかく保つ働きがあります。
表皮の皮脂のバランスを整え、潤いを保つのに役立ちます。
肌のバリア機能を保つ
皮膚の潤いやバリア機能は、セラミドという角質細胞脂質によって守られています。
主成分であるリノール酸は、セラミドの生成に大きく関わっているため、肌に塗布することで、バリア機能を上げるのを助けてくれます。
シミやしわの予防に
グレープシードオイルに含まれるビタミンEは、抗酸化が期待できます。
肌表面にある活性酸素を取り除き、老化によるシミやしわの予防につながります。
グレープシードオイルの使い方
マッサージオイル
グレープシードオイルは、皮膚の表面を滑らかにし、伸びも良いのでマッサージオイルに最適です。
安価なオイルなので、広範囲のボディマッサージにたっぷりと使用できます。
香りもほとんどなくクセがないオイルなので、ベースオイルとして、他のキャリアオイルをブレンドして使用するのもお勧めです。
クレンジングオイル
サラサラとした使い心地で滑りも良く、メイクが落としやすいので、クレンジングオイルに向いています。
適量を手に取り、クルクルと肌に馴染ませていきます。
メイクが浮いてきたら、コットンなどで軽く拭き取って、洗顔料で洗い流します。
おすすめのグレープシードオイル
カフェドサボン グレープシードオイル
低温圧搾法で抽出された、未精製のグレープシードオイル。
精製されているオイルに比べて、栄養が豊富含まれています。
50ml、100ml、250ml、1L の容量が選べます。
オーガニック未精製グレープシードオイル 50ml 【キャリアオイル/ベースオイル/無添加/マッサージオイル/手作りコスメ/手作り石けん】 オーガニック未精製グレープシードオイル 100ml 【キャリアオイル/ベースオイル/無添加/マッサージオイル/手作りコスメ/手作り石けん】ナウフーズ グレープシードオイル
USDAのオーガニック認証を取得している、グレープシードオイル。
抽出方法は圧搾法としか記載がありませんが、ヘキサンなどの溶剤は使用していません。
容量が多く安価なので、マッサージオイルやクレンジングなどにたっぷりと使用できます。