学名 | Cinnamomum verum Cinnamomum zeylanicum |
科名 | クスノキ科 |
抽出部位 | 樹皮 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主要成分 | シンナムアルデヒド オイゲノール 酢酸シンナミル リナロール 安息酸ベンジル カリオフィレン |
主な作用 | 引赤、強壮、強心、駆虫、殺菌、抗ウィルス、抗感染、抗寄生虫、抗真菌、神経強壮、循環促進、鎮痙、通経 |
注意事項 | 皮膚刺激があるので注意する 妊娠中、授乳中は避ける 幼児には使用しない |
ノート | ミドル〜ベース |
ブレンドファクター | 1〜3 |
相性の良い精油 | アニスシード、イランイラン、カルダモン、クローブ、スィートオレンジ、ナツメグ、フランキンセンス、ベルガモット |
シナモンの特徴
シナモンはクスノキ科の常緑樹で、樹高10mほどに成長します。
樹皮や葉はスパイス、香料、薬として使用されており馴染みのある食材です。
シナモンの歴史は長く、古代エジプトでは薫香やミイラの防腐処理に用いられたと言われており、旧約聖書にも登場するスパイスです。
スリランカやインドシナ南部が主な産地で、大きく2つに分けられます。
セイロンシナモン(スリランカ)
カシアシナモン(インド)
精油はシンナムアルデヒドを豊富に含み、皮膚刺激が強すぎるため肌への使用は避けた方が良いと考えられています。
香料として使用する際も、肌につかないように注意が必要な精油です。
シナモンの効果効能
心への効能
シナモンのシャープで温かみのある香りには、気分を明るくし心に活力を与える効果があると言われています。
無気力な時や、何かに前向きに取り組みたい時に役立ちます。
体への効能
血液の循環を促進し、体を温める効果や消化促進作用があると言われており、冷えや消化器の不調などに効果があると言われています。
高い抗菌、抗ウィルス作用もあると言われており、室内に拡散することで風邪の予防、免疫の強壮などの効果も期待できます。
その他の効果
シナモンに含まれるシンナムアルデヒドには、高い防虫効果があると言われています。
また酢酸シンナミルはダニの嫌がる香りと言われており、オイゲノールには抗菌、防カビ効果が期待できますので、掃除に使用するのもおすすめです。
ペットを飼われているご家庭では、犬や猫は嫌がる香りだと言われているので、使用する際は注意が必要です。